インド研修パート2 (34) 〜心がとても温まったお話し〜
インド研修の続きです。現地ガイドの方がまた大学のプログラム参加者の方の
話をされました。

「その女性には12歳の自閉症の子供がいて、彼の世話は全て彼女がしなくては
なりませんでした。プロセスの間、彼女は苦しみました。
思うように、息子は反応してくれません。情緒不安定になることも多く、
年齢が大きくなってくるほど、彼女は息子の対応に悩んできたのです。
『何をしたために、私は一体こんな状態になったのでしょうか?』と悩み続けました。
それと同時に、母親としてそう悩むことに対して罪悪感も持ってしまっていました。
子供を内側で嫌ってみたり、自分の人生を嘆き、神様に悪態をついてみたりしては、
そんな自分が嫌でたまらなくなっていました。

プロセスの終わりに、彼女はアンマの声を聞きました。
『家に帰りなさい。そして、私を愛するように息子さんを愛してあげなさい。』と・・・。
彼女が家に戻ると、初めて息子のことが心からいとおしく、そして素晴らしく
美しく思えたのです。彼女が息子の世話を始めると、これまでと違って、
楽しんで遊びの延長のような感覚で、息子と向き合えるようになっていました。
子供の方も、彼女に笑顔を向けるほど、信頼関係を強めていきました。

それから半年後のある夜のことでした。
子供が寝ようとしたので、彼女が灯りを消そうとすると、
子供が突然彼女の指をつかみました。
驚いて彼女は息子をひざの上に乗せると、
その子は彼女の目をまっすぐ、じっとみて笑顔を数分間向け続けた後、
その腕に抱かれたまま、静かに息を引き取ったのです。

子供が亡くなった後、アンマとバカヴァンの写真に向って、
彼女は泣きながら言いました。
「私が何をしたからこの子は逝ってしまったのでしょう?」と・・・。
アンマからの返答はこうでした。
「あなたの息子さんは、この世での仕事を終えたのです。
あなたが知らなかった本当の愛<全てを受け入れること>を
あなたに教えるために、彼はあなたのもとへ来ていました。
それが終わったのです。
1年後、あなたには赤ちゃんを授けましょう。」と・・・。

実はその女性は、その子を産んだ後不妊になり、
医師から『もう妊娠は無理でしょう。』と告げられていました。
ところが数ヶ月後、彼女は医師も驚く中、妊娠をし、
本当に、アンマの予告から1年後、赤ちゃんが生まれたのです。

どんな状況でも、どんなものでも、宇宙からの贈り物です。
それをあなたが、宇宙からのギフトとして、そのまま受け入れて
感謝をした時、あなたが思いもしなかったプレゼントが渡されます。
宇宙もあなたの成長と、幸せを何より願っているからです。

カルキ・バカヴァンは言います。
「ほとんどの人が、神仏の前で祈ったり願ったりする中で、
自分自身の準備を整えていません。
ミラクルやギフトは、その人の準備ができた状態のとき起こってくる
のです。時には、そのことを諭すために、プレゼントを先に
渡すこともありますが、みなさんの中で、ほとんどは、
準備が整えられたときに、願いはかなっているはずです。」

********************************

私はこの母親の話を聞いたとき、私の友人の一人の状況と
重なって涙が出てしまいました。
3年前のインド研修から帰国したとき、
私の友人の息子さん(重度の障害がある子でしたが)
が亡くなった訃報が入っていたからです。
友達は意外に元気でした。
それでも心配になり、後で話を聞くと、
このインド人女性の話と同じように、とても合点がいくような
ことが旅立ったその日にあり、自分の中でそれを受け入れられたのだという
ことでした。
それでも、我が子に先立たれるということは、
心中として、どんな思いだっただろうと今でも思います。

しかしながら、このインド人女性のように、
それまでその子のことを、心のどこかで受け入れ難く思っていた時期を超え、
心から母子として、幸せな時間を過ごせたからこそ、
与えられるものもまた・・・あったのだろうと思います。

バカヴァンの言葉の中にもあるように、
私たちは神社仏閣に言って、子供のころから
いわゆる「お祈りをすること」を、親や祖父母から教わってきた
と思います。
けれども正しくは、神仏には私はまず感謝をすることが
大切だろうと思います。
お祈りというのは、いわば願い事の要素を含んでいます。
「どうぞ私の内側が常に平安であるよう、お導き下さい。」と
願うこともお祈りですし、
「今年のサマージャンボが当たって、家を新築できますように。」
と願うのもお祈りです。

もちろん、それでも私たちの中で、種々の準備が整っていれば、
祈ったことがそのまま叶うときもあります。
しかしながら、私たちと神仏は循環しあっています。
ですからそれは、私たちと神仏の共同作業によって、
実現できたことだと言えるでしょう。
なぜなら願っても、自分だけの力で100%物事が
スムーズに運ぶことはあり得ないからです。
どんなときにも、ハプニングが起こらないとは言い切れません。
十分実力があって合格間違いなしの志望校でも、
その日体調が悪くなったり、
あるいは突然電車が止まってしまうかもしれません。
そうしたハプニングは、自分の力だけではどうしようもないことです。

神仏という言い方を、今回バカヴァンは使っていましたが、
特に信仰がない方であっても、内側の自分を常にサポートしてくれる
聖なる存在(プレゼンス)や、大自然や宇宙との循環と
考えて頂ければよいと思います。
実際、ワンネス活動を推進している、カルキ・バカヴァンやアンマも
特定の宗教や教えを布教しようということは一切行っていませんし、
ワンネス・インストラクターの方も、世界中に分布していますが、
それぞれの宗教を信仰している人たちもいれば、
全く無宗教の方たちも多くいます。
アンマやカルキ・バカヴァンのことでさえ、
「アヴァター(インドには数百人存在しているという、神の化身
と呼ばれている人たち)と認めたくないから、
ワンネス活動には協力しても、特別に敬いたくない。」と
豪語する人もいるほどです。
それでも、アンマもバカヴァンも「全く問題はありません。」と
どんな人たちにでもわけ隔てなく、恩恵を下さっています。

自然に私たちは毎日触れています。
大都会の真ん中でも、太陽は目にするでしょうし、
風も吹くでしょう。
それを私たちは、ごく当たり前だと思って1日を過ごしています。
けれども、太陽がもし目の前から消えてしまったら・・・
あるいは逆に、太陽を覆うオゾン層の破壊が進んでしまったら・・・
空気を吸うことができなくなったら・・・?
水が自由に使えなくなったら、どうなるでしょう?

私たちは、「苦しい時の神頼み」ばかりしてしまっています。
例えば病気にならなければ、体をいとおうとしません。
例えばお金に苦労をしなければ、金銭的なことに注意を払おうとしません。
例えば夫が、妻が、子供が、親が病気になったり、
突然いなくなったりしなければ、
その有りがたみに、気づこうともしないのです。
文句や愚痴を言っては、不足のところばかりを探しています。
十分にある状態に感謝することなく・・・。
こうした意識が一人、また一人と広がっていってしまったら、
地球はどうなってしまうでしょう?自然は今、どんな状態でいることでしょう?
私も含め、これは今後も、みなさん一人ひとりが、
考えて、そして感じて、受け止めて、そして考え方そのものを
生まれ変わらせることで、流れをいい方向へと変えていくこともまた、
できることだと、私は思っています。
たとえ時間がかかったとしても、自分たちの生きている間に間に合わなかったと
しても、次の世代の種がたくさんの感謝の心で満たされていく世界の中で、
大きく育っていくことを、願ってやみません。

このインド人女性のお子さんや、私の友人のお子さんのように、
徳高い魂が、今の時代、たくさん、一見、大変な状況だと思える形を
取って生まれてきています。
身体的に健康な状態であっても、今の子供たちは、
私たち大人よりも、魂的には熟練した子たちが多く転生しているようです。
コンパニオン・アニマルたちもまた、多くの魂が私たちよりも多くの経験を
積んだ先輩たちです。
子供たちや、コンパニオン・アニマルたちは、
私たちに何かを伝え、教えようとしてくれています。
どうか、そのことを心に留めておいて頂ければと思います。

ありのままのその子、そして一見大変な状況でも、
そのままを自分が納得して自然と受け入れられたとき、
私たちの中で、何かが変わり始めます。
何かが変わり始めたとき、私たちの中で、
当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなります。
だからこそ、小さな喜びが持続したり、
自然に感謝の気持ちが生まれていくのです。
それが、アンマやバカヴァンの言う、大宇宙からの一番の
ギフトだと思います。
みなさんの中でも、大変な状況のときこそが、
大きく自分の意識が変わるチャンスでもあるのだと
捉えてみて下さい。
私も父を見送り、パートナー犬を見送り、
大きく自分の内側のベクトルが変わりました。
もちろん、そう言えるようになるまでには、
年月がかかりました。
それでも、人にはそれぞれに、乗り越えられない状況は起こっては
こないと言われています。

苦しい状況を通じて、私たちはたくさんの恩恵をもまた同時に得ています。
私も自ら病気をしなければ、病気の人や動物の気持ちは分からなかった
だろうと思います。
父や愛犬の死を乗り越えなければ、みなさんにお伝えできることは
もっと浅薄なものになっていたかもしれません。

どうか、今、苦しいと思っている方は、
苦しいと思っている状況やご自身を否定しないで下さい。
必ずトンネルには出口があり、その出口には今までの経験がプラスに
活かされるということも、心に留めておいて頂ければと思います。

どんな状況でも、それをみなさんが、ありのまま受け入れられる状態に
なったとき、みなさんは魂的にも心理的にも、大きく前進しているはずです。
そのときは、大宇宙からの恵みとして、
形になるものもあれば、ならないものもあるかもしれません。
それでも、そのときがくれば、両手いっぱいの恩恵を、
遠慮することなく受け取って下さい。

今日のプレゼンスからの言葉です。

〜人生の山あいの険しい道も、平たんな道も、岐路も、すべて
 あなた方が設計してから、この世界に降り、今の人生を歩んでいます。
 あなた方が自分で描いた地図を思い出したとき、
 ゴールに向かうことはとてもたやすくなります。
 ルートを変えることもできますが、
 なぜそのルートを選んだかが明確になると、
 もはや、道のアップダウンはそれほど重要ではないことにも気付くでしょう。
 まず、大切なことは、あなたが地図を描いてこの世界に
 やってきているという事実に気付くことなのです。
 それだけで、その後のあなたの人生の旅路を楽しめるからす。
 なぜなら、あなた方は自分で描いた地図を持たずに
 それまでの人生を歩いてきたからです。
 ですから、地図を自分で描いたという事実にまず、気づくことで、
 とてもその後の旅は、ラクなものになります。〜

【2008/02/18 22:51】 | 2007年11月インド研修日記 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プレマ動物ナチュラル・ケア・クリニックのりえこ先生のブログです。

プロフィール

プレマリエ

Author:プレマリエ
ホリスティック(ナチュラル)・ケア主体の動物クリニックを、獣医師の夫と共に営んでいます。私は動物の心・魂からのメッセージを、ご家族にカウンセリングを交えてお伝えする、アニマル・コミュニケーターをしています。また、2005年に南インドで研修を受け、魂の前進・解放を促すエネルギー・ワーク「ワンネス・ディクシャ」のインストラクターになり、セミナーも開催しています。人と動物の種別を超えた絆、人や動物たちが本当に幸せになるために、魂的な前進をしていくために、私たちが、どのように生きていくことを自覚していけばよいのかなども、お話ししていきます。どうぞよろしくお願いします。

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