インド研修パート2 (33) 〜毎日私たちは生まれ変わっています〜
インド研修の続きです。

ガイドの方のお話が続きます。

「苦しみにも実は『中毒』の状態があります。

定期的に大学を訪ねてくるある女性がいました。
その女性は最初、家族の問題があり相談にきていました。
その問題は解決しまいた。
次のときには、『息子の就職先が決まるまで、私は
心配で幸せにはなれません。』と泣いて相談に来ました。
そして、その問題も息子さんが就職し、解決しました。
ところが次にその人は『息子の結婚相手が気に入らないのです。』
といってまた泣いて相談に来ました。
その場合も、何度かカウンセリングに来てもらい、
無事解決しました。
次にまた『孫ができたのですが、この孫が、私にだけなつかないのです。』
とまた泣いて相談に来られました。

問題を解決しても、この場合、彼女を幸せにすることはできません。
彼女の場合は、自分で気づかないままに「悩むことが幸せ」なのです。
問題を解決してしまったら、さらに悩むために違う問題を繰り返します。

バカヴァンは言います。
「ほどんどの人の苦しみは、自分が作り出したものです。
自分が注意を向けているものは増大し、
自分が注意を向けていないものは減少します。
この宇宙の法則を忘れないで下さい。」と・・・。

苦しみや否定的な問題煮ばかり意識や注意が向いていると、
未来にもそのような問題が連発してしまう可能性があるということです。
これに反し、人生に何が起ころうと、大いなる存在の恩寵であると
感謝をし、受け入れている人たちには、すばらしい未来が開かれていきます。」

***********************************

私はこの話を聞いて、本当に合点がいきました。

学生のとき、私の友達にも「悩むことが趣味なの?」というくらい、
毎日毎日、悩んでいる子がいました。
健康なのにも関わらず、「いつ死んでしまうかと思うと、
不安で仕方がなくなってしまうときってない?私はいつも思うよ。」
と言ったりしていました。
その子のお母さんにも「昔はくったくのない、明るい子だったのに・・・
大きくなってから、物事をなんでもマイナスに捉えるようになって
しまって・・・いったい何があったんだろうね。」と言われたこともありました。

その子にとってもなにか、きっかけがあったのだろうと思います。
物事をマイナスに考えることは、
実はプラスに考えるよりもラクなことなのです。
なぜなら、プラスに考えていて、どん底に突き落とされるようなこと
があっても、もともと前向きな人は「まあ、次があるさ」と
考えられますが、マイナス思考の人は、そう簡単には
切り替えがきかないからです。
自分が傷つきたくないから、最悪の事態を想定して、
自分をプロテクトしているのです。
10代の頃は、私も「傷つきたくない」という気持ちが強かったせいか、
彼女のように、人に悩みを打ち明けまくったりはしませんでしたが、
なかなか幸せな未来が描けないで、
いつも悪い状態ばかりを想像していました。
正直な話、そのほうがラクだったからです。
もちろん、今は違います。
「人生とは自分が内側でクリエイトし、外側の世界で
表現していく世界」だと、気づいているからです。

けれども、友達のように、日頃誰にでも悩みを気軽に口にしている
人ほど、本当に心底悩んだときには、
誰にも言わずに突然行動に出ることがあります。
(私の友人も何人かそうしたパターンの子がいましたが、
本当に重大な問題のときには、突然いなくなって周囲が心配したり、
自暴自棄な行動に出ることも少なくありませんでした。)

ですから、この大学に通っていた女性も、
現地ガイドの方に悩みを相談しにいけていたということは、
おそらく、自分の中で思うほど、悩みの度合いは大きくなかったのだろうと
思います。
ただ、悩んでいない状態の方が、彼女にとっては不安なのでしょう。

人生は、私たちの意識が創造したことを外側で体験することの
繰り返しです。
本当のところは、いいとか悪いとかもないのです。
自分の軸にあわせてその状態を「いい」「悪い」と判断しているに過ぎません。

意識が高まっていくと、物事に「いい」「悪い」や「ラッキー」「アンラッキー」
などの判断をつけ、一喜一憂すること自体がなくなっていきます。
なぜなら、物事は、いい悪いに関係なく、ただ私たちの周りを流れているからです。
自分にとって都合のいいことでも、悪いことでも、
体験し、楽しめるようになっているとき、
私たちの内側は前進しています。
内側が前進すれば、外側ももっとクリエイティブに、
いわば、自分にとって都合のいいように展開されていきます。

私たちの人生では、脚本を何度書き換えても構わないのです。
ただ、書き換えたことを、プレゼンスにも、きちんと伝えておく必要はあります。
整理ダンスに切れなくなった服を入れたまま、新しい服を買うと、
タンスは入りきれなくなって、新しく入れた服からはみ出して収納できなくなります。
人生もそれと同じです。
古い思考パターンがあなたの中にあって、
新しい思考パターンが入る余地をなくしている場合があります。
そんなときは思い切って、内側の聖なる存在に、
「これまでの考えは不要になったので、新しい考えを入れたいので、
ちゃんと整理してインプットし直します。」と伝えておきます。

迷った場合も同じです。
「私は家が欲しい・・・あっ、えっと・・車が先かな?・・・いやいや、彼氏が先だわ・・・
いや、もっといい仕事に就きたい・・・かな?」などと、
焦点が定まらないお願いは、叶いにくくなります。
本当に、自分にとって、今、必要なことは何なのか・・・
それがきっちりと分かると、内側で外側の舞台に向けて、
創造のプロセスが(脚本を書くこと)が始まります。

あれも、これもと欲張っていると、
実は、内側の脚本を書く方の作業が手間取ってしまい、
外側の現実が起こるまでに相当の時間を費やしたり、
遠回りをする結果になることが多いのです。
内側と外側の因果関係に気付いてくると、
意識も向上していきますから、
何が今、自分にとって必要なのかということも、
感じやすくなっていくと思います。
そうした、内側と外側のパターンを理解していると、
人生がとても楽しくなります。

人生とは、とてもフレキシブルで、クリエイティブです。
葛藤が生じたまま日々をすごすか、
人生を楽しんで生きていけるかは、
まず、自分で意識をして脚本を書けるか
(プレゼンスとの絆を深めることがその一番の早道だと思います。)
によるところが大きいでしょう。
自分の内側の意識が、外側の世界を創造しているということに
気付かない人は、マインドの中で創造した出来事に日々、
翻弄されてしまうでしょう。
ここでいう、自分で意識をして脚本を書くことと、
マインドが脚本を書くことは、区別して下さい。
マインドの描く脚本は、自己中心で、他者との関係性の中で、
分離された状態です。
一方、内側のプレゼンスとあなたの意識とが調和を持って、
描いた脚本は、あなたにとっても大切なものですし、
それは、周囲にとってもいい意味で影響していくものになります。

プレゼンスからの言葉で今日の締めくくりをしたいと思います。

「その人の幸せが、喜びや楽しさの中にあるとは限りません。
苦しみや悩みの中でしか、幸せを感じられない人たちもいます。
なぜなら、そこに「幸福」「不幸」というレッテルがついているからです。

不安や心配の多い人は、「幸福」なところに自分たちが身を置くと、
不幸に転落したときの気持ちが受け止めきれません。
ですから「不幸」なままでいいと思っています。
(表面的には、それに気付いていない場合も多くあります。)
けれども実際には、幸福も不幸もありません。

雨もある地域では尊ばれ、ある地域では疎まれます。
ある地域で「縁起が悪い」と言われているものが、
ある地域では「とても縁起がよい」とされています。
多くの物事は、その人の価値基準で「都合がいいこと」か「悪いこと」かで、
判断されているからです。

物事に対し、いい、悪い、幸福、不幸などのレッテルを貼らない人たちは、
どんな状況に対しても喜びを感じるため、至福でいられます。
物事や他者にレッテルを貼らない人たちは、
どんなに過去に体験した同じ状況のことであっても、
生まれたての赤ちゃんのように、初めてのこととして反応し、対応します。
なぜなら、用意されたシチュエーションは、過去と似ていたとしても、
同じではないと知っているからです。
彼らは、肉体の誕生日以外に、毎日365日をバースデーとして、
捉えています。

外側の世界も同じように見えていても、
毎日何かが生まれ変わっていて、
あなた方も物事も、そうして常に変化している・・・
その事実を受け入れ、
どんなシチュエーションでも、そのままを受け止め、
楽しんで体験ができること・・・
あなた方にとって、都合がよくても、悪くても、
それこそが、人生の本質なのです。」

【2008/02/15 16:45】 | 2007年11月インド研修日記 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プレマ動物ナチュラル・ケア・クリニックのりえこ先生のブログです。

プロフィール

プレマリエ

Author:プレマリエ
ホリスティック(ナチュラル)・ケア主体の動物クリニックを、獣医師の夫と共に営んでいます。私は動物の心・魂からのメッセージを、ご家族にカウンセリングを交えてお伝えする、アニマル・コミュニケーターをしています。また、2005年に南インドで研修を受け、魂の前進・解放を促すエネルギー・ワーク「ワンネス・ディクシャ」のインストラクターになり、セミナーも開催しています。人と動物の種別を超えた絆、人や動物たちが本当に幸せになるために、魂的な前進をしていくために、私たちが、どのように生きていくことを自覚していけばよいのかなども、お話ししていきます。どうぞよろしくお願いします。

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